1月31日に宮ヶ瀬と海老名でかけっこ教室を開催してきましたー!^^
僕はといえば講師をさせていただきました。
もう今年に入って2回目なのですが、コロナの影響もあり少人数で開催しています。
ある子供の親御さんに子供たちの運動状況を聞いてみたんですが、野球やサッカーをしている子たちは、
地域によっては緊急事態宣言が出ていることもあり、チーム練習が行政の指示でできないところもあるらしいとのことで。。。
こういうのって子供にとってはマジで辛いんじゃないかなぁ。。
エネルギーが溢れていて、外に出て遊びたい盛りの子供が家でじっとしていなきゃいけないなんて、
見方によっては拷問のような辛い状況と言っても過言ではない。
スイーツ好きの人がダイエットすると決めて甘いものを絶ってる時に
目の前でケーキ出されて、でも我慢しなきゃいけない!みたいな状況に似てるような・・・笑
勉強は勉強で思考を鍛えたり知識を入れるから頭を使うという意味で良いけど、
体も同じくらい使わないとバランスが悪い。
人間って体を動かすことでフィジカルだけじゃなくてメンタル的にも良い影響があるし、
バランスが整うようにプログラミングされているから。
話はちょっと逸れたけど、親御さんたちも結構気にしているみたいで、
なんとか子供を遊ばせてあげたりスポーツさせてあげたいけどなかなかできなくて
かわいそうに思ってることもあるみたいです。
「だから今回かけっこ教室に参加できて良かったです〜」というようなことを
言っていただいたことが自分の脳内映像で残っておりまする。
話は変わるけど僕はかけっこ教室の講師をする前にいつも大切にするのは
まずゴールイメージ。
教える内容ももちろん大事なんだけど、まず終わった時に
子供たちがどんな状態になってどんな気持ちになっているのか、
それを見て自分がどんな気持ちを抱くのかをイメージする。
1時間後には子供たちが笑顔になって来てよかった〜走るの楽しいな〜というのを
言葉にしなくても表情や全身でにじみ出る感じを想像して、自分も嬉しい気持ちになるのを
味わってから実際の指導に入る、という形。
だって教える人がムスッとしてたり後ろ向きな気持ちやネガティブな気持ちでやってたりしたら
参加する子供たちが嫌でしょ笑
僕が嫌われるならまだしも走るのも嫌いになっちゃったら最悪だからね^^;
子供たちの可能性を奪ってしまうのは絶対にしちゃいけない。。。
なので走るのを楽しんでもらうのがまずはすごい大事だと考えています。
僕自身ちっちゃい頃は単に走るのが気持ち良いし、楽しいからやってるだけだったんだよね。
そしたらいつの間にか速くなってて・・・みたいな。
成人してからついついそういうことを忘れてしまうことがあって、
特に陸上短距離競技は「記録を出さなきゃ!」とか「このレースで勝たなきゃ」と思ってやることがあってね。。。
そういう時って決まってパフォーマンスめっちゃ低いんだよねorz
僕なんて野球で言うイップスみたいなのになったもんね。
練習ではちゃんと走れるのに本番で「体が硬くて思うように動かない」とか。
次第に練習でも体が重かったり・・・。当然記録なんて出るはずもない。
そういう時って走ることを全然楽しめてないんだよね。
「○○しなきゃ!」っていう思考から行動している時って
気持ちとしては不安や焦り、恐怖をベースに動いてると思うんだよね。
そういうネガティブな気持ちを持ってる時って緊張してるから力がグッて入っちゃって体が強ばるんだよね。
うまく動かない感じ。蛇に睨まれたカエル、みたいな?
そりゃそんなんでまともな練習や走りができるわけない笑。
無理矢理やろうとすれば体への負担が大きくて怪我しやすくなる。
実際に怪我したこともあるけど疲労骨折一歩手前、
みたいなところまでやってしまったこともある。
それはある意味体の声を聞いてないから出てしまうんだけど、
体は「苦しいよ、今の気持ちの状態で走りたくないよ」、というサインを出しているんだよね。
なんで「結果を出さなきゃ」とか○○しなきゃって思うかもあるんだけど、
その辺は自分と向き合う必要があったり、結構なボリュームになりそうなので
また別の記事で取り上げていこうかな♪
そしてまたまた話が逸れてしまったけど大切なことは”初心を忘れない”ということ。
陸上に限らずだけど、スポーツって”楽しいからやる”ことの代表例だと思うんだ^^
だからそんなに肩肘張る必要はないし、別に自分が思う結果が出なかったからってこの世の終わりみたいに思う必要もない。
周りと比較する必要もない。
結果を出すことを求められるプロですらこれは同じだと思ってる。
どんなに真面目に練習してるやつでも楽しく練習してしまうやつには勝てないし、
もっと言ってしまったら夢中で練習してしまうやつには勝てっこないのだ。
努力なんて意図せず勝手にやってしまっている状態。
後から見たら結果的に良いパフォーマンスを発揮して良い数字を出せている、という感じだろうか。
大人ですらそうなんだから子供の時は結果を出すこと最優先で考えなくていいし、
まずは楽しむという経験を積むことが大事だと個人的には思っている。
そのためにイメージが必要なのだ。
楽しそうだな、やってみたいな、飛ぶような感じを味わってみたい。
こういうのは脳内でイメージすることでしか湧いてこない感情だ。
もしくは実際に体験してしまうか。
だから擬似的に未来を体験して楽しい気持ちやワクワクする気持ちを感じて
走るようにする、というのがとても大事なのだ。
自分が練習でも本番でも走る時はこういうことを大事にしている。
子供たちに教えるときは楽しさだけじゃなくてわかりやすさも必要だけど。
難しすぎると実行できないから変化が体験できなくて飽きちゃうんだろうな。