大切な質問について
許しの前にまずあなたが本当はどんなことを望んでいるのか、というニーズに応えるのを妨げているスピリチュアル的なブロックを解明するためにはいくつか自分に対して質問をする必要があります。
①肉体的なレベルに関する質問
・自分の体に怒っていることを最も的確に言い表すにはどんな表現を使えばいいだろうか?
・今、体に起こっていることをどんなふうに感じているんだろうか?
この質問に対する答えを見れば、その病気を引き起こした人や状況に対して、あなたがどう感じているかが明らかになります。
②感情的なレベルに関する質問
⑴この病気があるせいで、私は何をすることができなくなっているだろうか?
この質問に対する答えを見れば、ブロックされているあなたの欲求が明らかになります。
⑵この病気があるせいで私はどんな人間になれずにいるだろうか?
この質問の答えは「私は、○○人間になれずにいる。」のようになります。
(○○のところには形容詞や動詞、または文章などが入ります。)
③精神的なレベルに関する質問
・私が○○人間になったとしたら(②-⑵の質問の答えを入れる)、私の人生ではどんな嫌なこと、不都合なこと、困ったことが起こる可能性があるだろうか。
・そのことで私はどんなふうに自分を裁くだろうか?また、他の人はどんなふうに私を裁くだろうか?
この質問に対する答えは、あなたにはもうすでに不要になった古い思い込みや枠、思考のクセを明らかにします。
この思い込みはあなたの欲求をブロックし、あなたがなりたい人間になることを阻止しています。
その結果、あなたの体に問題が起こっているのです。
④質問に関する結論
自分にはもうすでに不要になった古い思い込みや枠、思考のクセを知ることができたでしょうか?
自分がなりたい人間になることを妨げているそれらを自覚することができたでしょうか?
もしそれができたとしたら次のことをしてください。
いつの時期かは人によりますが、過去にもうこんな思いをしたくない、と痛みを感じないようにしたり、傷つかないようにしたりしてそうした思い込みや枠を作ってしまった昔の自分と話をする感じです。
その自分を完全に認めて、受け入れて、許すのです。
そしてその思い込みを持ったままの自分でいいのか、ということを自分に質問してイメージしてください。
もし、まだそのままでもいいなと思えるならその思い込みはまだ自分に役立っている、ということです。
なのでその場合はまだその思い込みや枠を持ったままの方が安心して過ごせる、ということなのでしょう。
ただ、その思い込みや枠を持っている限り、同じようなことで問題が起きる可能性が高いです。
しかもレベルが高くなって・・・笑
それだけは知っておくことをお勧めします。
もしもうその思い込みや枠を持ちたくない、絶対自分を変えたい!と感じるのであれば
そういう自分を絶対変えると決めることが大事です。
そしてどういう自分になるのか、ということをあらためてイメージしてみてください。
なりたい自分になるのをイメージした時にめちゃくちゃいいじゃん私!と思えるのであればそういう自分になる!と今この瞬間決めてください。
勇気を持って進んでみてください。
許しを実践するために
大事なことは癒しを得るためにはあなたは自分を認めて、受け入れて、許して、愛する必要がある、ということです。
結果として心臓を始め血液や伝達物質、リンパや細胞、細菌など体の様々なところで変化が起き、本来の調和が取れた状態になって元々悩んでいた症状が消えていくのです。
しかし、これを体験したことがない場合はなかなか理解してみようと思っても半信半疑で、ほんとかなぁ、と思ってしまうかもしれません。
ただ、実際にそれをやってみたとしてあなたにマイナスなことや失うものがあるでしょうか?
唯一時間だけは巻き戻せないかもしれませんが、プラスになることしかないはずです。
ではここから具体的な許しのステップについて解説していきます。
①あなたの感情を特定する(複数の感情があるのが普通です)
例えば、自分に対する自己否定や裁きの心、不安、怒り、焦り、などどんな気持ちがあるのかを特定しましょう。
自分の全ての感情を100%自分で受け入れる、ということが大事です。
②責任を引き受ける
そうした感情を持った責任は自分にあるので、その責任を引き受けましょう。
ただし、責任を引き受けるためには自分は常に愛と恐れのどちらかを選ぶことができるということを知っておいてください。
もし恐れがあるとしたらあなたは何を恐れていますか?例えば人からこう思われたら嫌だな、嫌われなくないな、などといったことを恐れてはいませんか?
③自分を認めて受け入れて許す
このステップはもっとも大事です。
この段階を通過するためにはあなたの恐れ、思い込み、弱さ、限界などを持っていたこと、まだ持っていることを素直に認めて受け入れ、許す必要があります。
今の状態が永遠に続くわけではないですし、健全に開き直って自分をありのままに受け入れてください。
④許したことを相手に伝えると決める
あなたが相手を責め、裁いたこと、それは相手があなたの古い傷を思い出させたからでした。
それを相手に伝えているところをイメージしてみてください。
もしその時に喜びや自由を感じたとしたらあなたにはもうそれを相手に伝える準備ができています。
⑤相手に会いにいく
相手に会いにいき、あなたが相手を裁いたこと、そしてあなたがそれを申し訳ないと思っていることを伝えましょう。
(あなたが相手を許したことを伝えるのは相手がそれを望んだ時だけにしてください。相手が望まない限り「あなたを許します」とは言わない方がいいです。)
そして、同じ理由で相手があなたをあなたを裁いたことがあるかどうかを聞いてみましょう。
そして、それはいつどんな状況だったのかを聞いてみましょう。
⑥過去とのつながりを確認する
過去に父親、母親、祖父母、そして先生やメンターといった方など権威ある人との間に同じようなことがなかったかどうかを思い返してみてください。それらの人たちとの間で同様にこの許しのステップを行ってください。
※あなたが誰か他の人ではなく自分自身を裁いた場合には、①②③⑥を行ってください。