こんにちは!
らかんです。
さて、今回も体の具体的な症状とそれらに関するメッセージをお届けしていきます。
今回の内容は【喉頭炎(こうとうえん)】についてです。
喉頭炎とは発声のための主要な器官である喉頭が炎症を起こした状態のことです。
患部が赤くなり、声のしわがれ、時に呼吸が困難になります。
ジフテリア性の喉頭炎に関しては「クループ」の項を参考にしてください。
感情体の面での解説
喉頭炎にかかると声が出にくくなり、さらに、全く声が出なくなることもあります。
それは、恐れが原因となって話せなくなっている、ということを示しているのです。
何かを望んでいるのですが、それを言っても聞いてもらえないのではないか、それを言ったら相手に嫌われるのではないか、と恐れているのです。
そのために言葉を飲み込んでしまい、言葉が喉のあたりに引っかかっているのです(喉のトラブルの多くがこうして発生します)。
言葉は喉から出たがっています。
そうした言葉をいつまでも押さえ込んでいることはできません。
自分が言うべきことを言ったら、相手の期待にそむくことになるのではないか、と恐れている人も喉頭炎になりやすいと言えるでしょう。
また、ある分野における権威者から自分が裁かれるのではないか、と恐れている場合もあるでしょう。
さらには自分が相手に対して言いすぎたのではないかと感じている場合も喉頭炎にかかることがあります。
自分が何かを言いすぎるのではないかと不安になって自分の声を閉ざしてしまうのです。
相手に頼みたい重要なことがあるのに、相手から拒否されるのではないかと不安になって、むしろ黙ることを選んだ人も喉頭炎になりやすいと言えるでしょう。
言うべきことを相手にはっきり言うことができず、持って回った言い方しかできない人も喉頭炎にかかる可能性があります。
精神体の面での解説
あなたがどんな恐れを感じているとしても、それはあなたにとって良いことではありません。
なぜなら恐れのせいであなたは自分を自由に表現することができなくなるからです。
自分を自由に表現するのは良くないことだとあなたが思い続けるとしたらそれはやがてあなたをひどく害することになるでしょう。
喉が腫れるどころではなくなります。
あなたが自分を自由に表現すれば喉にある創造性のセンターが開かれて、あなたはもっともっと創造的な人間になれるでしょう。
あなたが自由に自己表現した場合、そのことが気に入らない人間は必ずいるものです。
全ての人間に好かれることはそもそも不可能なのです。
それを知ってください。
まず、あなたが自分自身に対し、自由に表現する権利を与えてください。
そうすれば、他の人たちもあなたに自由に表現する権利を与えてくれるでしょう。
あなた自身の考えはあなたの身近な人たちの考えと同じくらいに重要なのです。
彼らが自由にそれを表現していいのと同じように、あなたもまたそれを表現していいのです。
もしあなたが何かを要求した場合、起こりうる最悪の事態は相手が「ノー」と言うことでしょう。
でもそれは相手があなたを愛していない、ということではないのです。
また、相手はあなたの存在に対して「ノー」と言ったわけではありません。
相手はあなたの要求に対して「ノー」と言っただけなのです。
また、今回の喉頭炎のように焼けるような痛みを感じるものに関しては○○炎といった名称がつきます。
こういった病気は私たちが何らかの葛藤を遠ざけた結果、あるいは解決した結果として現れるということなのです。
つまり、私たちが被った葛藤が遠ざけられた時、または解決された時に体は脳の指令を受けて治癒の過程に入るのですが、その時に○○炎という名前の病気が現れるということです。
例えばある男性が上司との葛藤に耐えられず、ついに休暇をとってバカンスに出かけたとしましょう。
ところがこの人がバカンス先に到着してしばらくすると、鼻炎に見舞われる、といった具合なのです。
私たちが強い葛藤を体験し、それに対してそれを解決できないという無力感を持った時、しかも誰にも相談できない時はその葛藤は激しいショック状態をもたらします。
そしてその人を完全に打ちのめしてしまうのです。ただ私たちが日常生活で出会う葛藤はそれほど激しい影響を及ぼしません。ある程度予測できるものだからです。
もちろん炎症を伴う病気になった場合、医師による治療を受けるのは普通のことでしょう。
ただし、その場合でも原因となった葛藤をきちんと解決しておくことが大切です。
同じような状況に陥った時にまた炎症の病気が発症してしまう可能性が高いからです。
そして葛藤をきちんと解決するには相手を愛の気持ちを持って許す、ということが必要なのです。
以上です。